先日ご寄付いただいたコーヒー牛乳をおやつに、てらこやのスタッフで管理栄養士のあいこ先生から牛乳についてのお話を聴きました。
牛乳1ヶ月チャレンジの資料もついています。「いつから始めようかな?」と子どもたちにとっても学校給食でよく出る身近な牛乳ですが、飲むことの意味を真剣に考える良い機会となりました。
このように、てらこや子どもラボでは時折、栄養についてや食品の作られ方など食育を通して食べることの楽しみを子どもたちに伝えています。
小学生を中心とした子どもたちの放課後の居場所作り活動をしています。
「夏休みの間だけでいいので、預かってもらえますか?」
夏休みが近づくと、こんなお問い合わせを何件かいただきます。
実際には、子どもラボは特別な事情がある方を除いて、新規受付はしていないので、お断りすることになるのですが、この問い合わせの内容に私たちはちょっと「モヤる」ところがあります。
それは、私たちの子どもラボの運営理念とちょっと違う内容だからです。
「夏休みの間だけ」
今の子どもたちは、小学校は休み時間が減り、異なる学年との交流の機会も減り、放課後は塾通いに追われて、友だちと遊ぶために予約が必要、遊び方も一緒に座って黙って、お互いのゲーム画面を見るということが増えてきています。
子どもラボは、学校とは異なる人間関係の中で様々なことを体験する場所です。
ですから、「いつもいる友だち」という環境が基本になります。
実際、異なる小学校、異なる学年の子どもたちが仲良く活動しています。
夏休みだけの参加では、その大切な新しい人間関係を作ることは難しいのです。
「預かってもらう」
私たちは、子どもたちを「預かっている」という感覚はありません。
子どもたちが自由に考え、活動する場所を提供し、「見守っている」だけです。
もちろん安全に対する配慮はしていますが、保護者には、「怪我をすることがあります」、「服や靴は汚れることがあります」とはっきり申し上げ、納得していただいた上で、利用いただいています。
「預かる」ということは「無事にお返しする」ことが最優先になり、結果的に子どもたちをルールや注意事項で縛ることになってしまうと思っています。
*親の都合
また、こんな問い合わせの裏には、どうしても「親の都合」が見えてしまいます。
私たちが目指しているのは、「子どもラボの運営理念に賛同していただき、そのような環境で、我が子を過ごさせたい」という保護者のお子さまに来ていただくことです。
私たちは、てらこやで元気に遊び、健やかに育つ子どもたちを見たいのです。
親の「助かった」という感謝の言葉が欲しいのではありません。
とはいえ、まだまだ情報発信が足りないことを反省させられる問い合わせでもあります。
子どもラボでは、必要に応じて重要なことを話し合うために運営スタッフで「理事会」を開きます。
先日は、夏休み中の計画についての話し合いをしました。
盛りだくさんの内容でしたが、それはおいおいお知らせするとして、たまたまスタッフの一人の誕生日でした。
子どもたちが下校してくるまでの間の慌ただしい打ち合わせでしたので、みんなでケーキをいただいただけでしたが、心がこもってた温かい機会だったことは、写真から伝わるでしょうか?
こんなチームで、子どもラボは運営されています。
2月2日は、豆まきイベントを開催しました。特別な事前告知もなく、突然の開催でした。
鬼の顔を段ボールに貼ったものを紙テープで吊るして、カラーボールをぶつけて落とすゲームです。
青鬼、赤鬼、緑鬼の3チーム対抗でおこないましたが、子どもたちは大盛り上がり。
福豆にちなんだお菓子が賞品でした。
別記事の通り、子どもラボは明日から25日までお休みになりました。
子どもたちは、「明日からお休みになっちゃう」と言って、大掃除大会が始まりました。
それが終わってから、みんなでトランプで遊びました。
こんな、「ものを大切にする」と言う気持ちが自然と出るのを見ると、私たちも嬉しくなります。
暖かい気持ちがてらこやに流れるひと時です。